【顧客訪問】地域をつむぐビールパブ 「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」
インターンシップ実習生の大澤さんによる、たんたんエナジーの顧客訪問記です。
はじめまして。たんたんエナジーでインターンをしている大澤碩希です。
今回、たんたんエナジーの電気をご利用いただいている方からお話を聞かせていただこうと、与謝野駅前に新しく完成したビール工房兼ビールパブ「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」を訪問しました。
この施設を運営しているのは、与謝野町を拠点に活動されている「株式会社ローカルフラッグ」さん。同社は、「地域の旗振り役になる」というミッションを掲げて、移住定住促進事業や起業家/アトツギ育成事業などの地域プロデュース事業とビール事業を行なっています。
ビール事業としては、牡蠣殻を水質調整に使用し与謝野町のホップを使用した「ASOBI」の企画・販売から始まりました。天橋立の内海である阿蘇海では牡蠣が大量発生し、景観悪化等の原因ともなっていました。この牡蠣殻をビールの水質調整剤として活用することで、ビールを醸造するたびに天橋立から牡蠣殻が消えていくモデルを確立、さらに、与謝野町で栽培されているホップをビールの香りづけに使用して誕生したのがペールエールの「ASOBI」です。たんたんエナジー代表の木原も「ホップの香りが高く、でもフルーティーで飲みやすい」と愛飲しているそうです(写真はASOBIの特設サイトより)。
現在ASOBIは静岡県のビール工場に醸造を委託しており、与謝野町内にビール醸造所をつくりたいという構想が形なったのが「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」です。「パブリックハウス」という名前の通り、地域の方や観光客の方が集う「社交の場」を目指して運営されており、23年7月にオープンし営業日である金土日は賑わいを見せているようです。現在、醸造に向けた準備を進めておられ、秋にはこの場所で醸造されたビールがパブリックハウスで飲めるようになる予定です。
今回お話をお聞かせくださったのは、ローカルフラッグスタッフの高橋さんです。高橋さんは、神奈川県川崎市出身ですが、丹後を訪れた際にASOBIに出会い、ASOBIを飲み、そのおいしさに魅了されるだけでなく、地域づくりを手がけるローカルフラッグに強く共感し、移住を決意されたとのこと。現在は、ローカルフラッグの仕事に加え、もともとされていた鍼灸師のお店を構え二刀流として活躍されています。(鍼灸qitrip宮津 https://www.qitrip.life/)。
「鍼灸の古典に、『一流の鍼灸師は国を治す』という言葉がある。大学でこれを学んで、自分は地域に貢献する鍼灸師になりたいと決意し、いままさにそれに取り組んでいる」、「この地域に住んでチャレンジすることがかっこいいということをまずは自分たちが実践をして『誇れる地域』を作っていきたい。」という言葉が印象的でした。
たんたんエナジーの電気を利用してくださっている理由について尋ねたところ、「私たちは、電気はどこか遠くの大きな会社から買って消費するものではなく無く、地域の循環を生み出すものだと思っています。最近、よく電力会社切り替えの営業電話がかかってくるのですが、代表の濱田はいつも『私たちは地域の循環を大切にしていますので、切り替えるつもりはありません』と断っているんですよ」とのお言葉をいただきました。
国内で流通しているラガービールとは違ったフルーティーな味わいが特徴のASOBI。いつも飲むビールとは違い特別な気持ちになれました。木原と同じく、フルーティーな香りが強くビールに苦手意識を持っている方でものみやすいのではと感じました。
皆様、ぜひ、機会を見つけて与謝野を訪れ、地域と、地域を元気にするビールの両方を味わってください!
(ASOBIはこちらから購入可能です https://kakehashi.beer/)
取材日:2023年9月6日