電気を届けてくださる方インタビュー①

～自分たちが発電した電気を、地元の学校で使ってもらえるなら、その方がいい～

家庭用太陽光発電は、10年間固定価格で関西電力送配電に買取られますが、10年たったあとは卒FIT電気として個人で自由に売り先を選ぶことができます。由良さんご夫婦は、福知山で10年以上にわたって太陽光発電で発電してこられ、たんたんエナジーに電気を供給してくれることになりました。今回、そのきっかけや太陽光発電についてお話を聞いてきました。

ーなぜ、太陽光発電をたんたんエナジーを通して売ろうと思ったのでしょうか？

10年以上太陽光発電を設置してきましたが、太陽光発電の固定価格での買取期間が終わって、今後はどこの電力会社に売ろうかと悩んでいました。
そうした中、たんたんエナジーが家庭向け太陽光発電の電気の買取をして、市役所や地元の小中学校などへ電気を供給するということを新聞で見たのをきっかけに、申込をしてみました。
地元で使ってもらえるなら、地元で作って地元で使う方がいいので。

ーありがとうございます。
ところで、由良さんは固定価格買取制度ができる前から太陽光発電をお家に導入されていますよね。どういったきっかけで導入されたのでしょうか。

太陽の光を使ってお湯を作る太陽熱温水器を導入していたけど、これからの世の中には今後は太陽光発電が必要と思い15年ほど前に導入してみました。
まずは家に導入してみて、いいなと思ったので、後から倉庫にもさらに太陽光発電を載せることにしたんです。

ーなるほど。具体的にはどういったところがいいと思ったのでしょうか。15年以上つかっておられて、気づいた点やこまったことはございますか？

そうですね。実際に太陽光発電を導入してみて、電気代も5,000円以上安くなりましたし、きちんと発電して電気を売ることもできましたので満足しています。
使用開始から10年弱で１度パワーコンディショナーが壊れましたけど、保証期間内ということで無料で交換してもらえました。
「福知山ではそれほど発電しないのでは」と不安になる方もいるようですが、しっかりと発電してくれています。1日ごとに自給率がモニターでますけど、５、６月は100%を超えるくらい発電しますし、今日のように朝に雪が降るほど寒い日でも発電するんですよ。

ー由良さんは太陽光発電以外にも薪ストーブや電気自動車も導入されていますよね。

電気自動車は、静かだし便利ですよ。家で充電できますし、往復で100kmくらいならこれでだいじょうぶです。「もっと早く導入してもよかったな」と思っているくらいなんです。
2050年に脱炭素（CO2ゼロ）ということを首相が言いましたし、今後多くの人がより関心を持ってもらうといいですね。
電気自動車を使うのもよいのですけど、近くにいく場合は車で行かないで、歩いたり自転車を使ったりするようにも工夫していたりもしています。

取材当日は寒い日でしたが、暖かい薪ストーブにあたりながら、生姜紅茶をごちそうになり、ステキなお話を聞くことができました。
たんたんエナジーでは、固定価格買取制度が終わったあとの方に卒FIT電気の買取を行っています。